人員削減の板挟み。学校事務の非正規化が年々進んでいます。

学校事務の嘱託員（県費）をしています。
採用試験をいろいろ受けてきましたので、雇用形態は変わっていますが、この仕事自体は10年を超えています。
この10数年の間に、学校事務の非正規化が年々進んでいます。
私達の業種で、非正規が多いのは、はっきり言って学校事務の人件費削減のためです。
今の職場には、正規の事務職員は配置されず、非常勤の私が、週3日ほどのアルバイトさんに指示を出しながら、仕事をこなしている状態です。

先日、大事な書類の提出締切日を見落とすと言うミスを、続けて2件起こしてしまいました。
幸い、提出先の地教委が、締切日に余裕を持って設定していたので、遅れても事なきを得ました。
けれど、「いつかこういうミスをしかねない」と思っていた矢先だったので、自己嫌悪に陥っています。

と言うのも、私達の市の学校事務は、正規（県費）1名＋市費非常勤1名、が基本でした。
それが、人員削減のために、組織改編を伴い、嘱託員（県費）1名＋市費非常勤1名、という、非正規2人態勢に移行しています。
ところが、私のところは更に、その市費非常勤も配置なしになってしまい、現在、私一人という状態です。
市内の他の学校には、まだ正規＋非常勤と言うところもあるのに、です。

嘱託員と、非常勤は、雇い主が県と市に分かれることもあり、仕事の内容も分かれていました。
けれど、一人になってしまったので、今まで非常勤さんがしていた仕事も、全部私の担当になりました。
嘱託員は週4日勤務ですが、4月から7月までで丸1日ちゃんと休んだのは、1回しかありません。
その分、サービス残業と休日出勤は常態化しています。
そうしないと仕事が終わらないのです。
自分が、現在抱えている仕事がどれだけあるのか、今聞かれたら答えることができません。
山になった書類を片付ける余裕もなく、このままでは、大事な書類を紛失したり、提出漏れがあったりするんじゃないか・・・と、早朝にハッとして飛び起きることもあります。
ものすごいプレッシャーとストレスを感じています。

そんな矢先のミスです。
今後、ミスがないよう気を付けるのは当然です。
けれど、どこかに「なんで私だけがこんなに・・・」と言う気持ちもあります。
今の仕事は好きです。
先生方や生徒達を見ていると、どんなに大変でも頑張ろうと言う気になります。
でも県や市は、現場の状況など関係なく、ますますの人員削減・組織改編を進めようとしています。
今、私が無理して頑張ってしまうと、
「ほら、非正規1人でもできるじゃないか」という前例を作ってしまうようで、それも怖いです。
学校には校長・教頭という上司がいますが、先生方にとって「事務方」は専門外という感じです。
雇用元の県教委とは、採用の時以外に連絡することもなく、市教委との面談もありません。
不安や不満を訴える場もなく、けれど自分が頑張らないと迷惑がかかるのは「学校現場」なので、やるしかなく。
このままでは、どんなに気を付けていてもまた大きなミスを犯してしまいそうで、不安いっぱいです。

それはひどい制度です。宜しければ市町村名を教えてください。
わたしは学校事務職員として38年間勤め、今ある大学の非常勤講師として教育行政を教えています。ぜひ、研究をしたいので教えてください。

単に制度だけの問題を挙げるのであれば、後記の基準を満たしていれば何も言えないかと・・・。
制度上は、校長や教頭も「事務方」の上司ですよね。実際に、事務員の配置がない小規模の学校では、校長が事務を行っている学校もあります。
こういう論理が、トピ主さんのような現場の混乱を招いているのでしょうが・・・。
理解のある上司に当たる以外、現時点では解決方法がないかと・・・。


公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律
（昭和三十三年五月一日法律第百十六号）
第九条 　事務職員の数は、次に定めるところにより算定した数を合計した数とする。
一 　四学級以上の小学校（義務教育学校の前期課程を含む。）及び中学校（義務教育学校の後期課程を含む。）並びに中等教育学校の前期課程の数の合計数に一を乗じて得た数
二 　三学級の小学校（義務教育学校の前期課程を含む。）及び中学校（義務教育学校の後期課程を含む。）並びに中等教育学校の前期課程の数の合計数に四分の三を乗じて得た数
三 　二十七学級以上の小学校（義務教育学校の前期課程を含む。）の数に一を乗じて得た数と二十一学級以上の中学校（義務教育学校の後期課程及び中等教育学校の前期課程を含む。）の数に一を乗じて得た数との合計数

＞「ほら、非正規1人でもできるじゃないか」という前例を作ってしまうようで

現状、すでにサービス残業が当たり前で休みも無い中で、何とか仕事をしている以上、現時点でも前例には当てはまらないと思います。
それは絶対、採用元の県へ言うべきだと思います。
私も以前県で働いていましたが、正規職員の権利は守りますが、嘱託や臨職等(代用がきくポジション)は守られません。
今頑張ってしまうとご自身の負担も増え、お体や精神面を崩されてしまいます。

トピ主です。
皆さんありがとうございます。

定数の条例は、現状満たしていません。
正職員の組合では盛んに戦っていますが、県は私達非正規を増やすことで「みかけの数」を保っている、らしいです。

県に訴えたくても、県教委なんて採用時以外には無縁ですし、現状は地教委まかせ。
地教委は「県が決めたことだから…」と。
ヒアリングもありませんし、表ルートで伝える手段はない状態です。


情けないですが、自分の生活もかかる以上、次年度以降に契約更新して欲しいから、大騒ぎにしたくないというズルい気持ちも少しあります。
（正規にはなれず、民間の正社員も厳しい年齢です）


最初のコメントの大学非常勤講師の方。
そういう立場の方ならご存知と思いますが、今全国各地で進められている、学校事務の新しい形。
それを取り入れた自治体のうちの一つです。
市区名は愚か、都道府県名でも身バレしかねないので、ご容赦ください。

おそらく解決にはならないと思いますが、まだ残っている正規事務職員の中で、組合活動をしている知り合いがいるので、実情を訴えてみることも考えてみます。

今更ですがいろいろ教えてほしいとおっしゃる大学講師の方、本当に研究されているのなら、本当にひどいとお思いなら、トピ主さんがここで書けないことを知りたいのなら、ちゃんと名乗ってはいかがですか？そうでなければ真剣に悩んでいるトピ主さんに失礼です。

久しぶりに書き込みします。
正規職員の人員削減で、非常勤しかいない職場にいる、非常勤学校事務です。

明日の月曜日に出勤することを考えていたら、胃が痛くなってきました。
年度末で、また仕事が重なっています。
年度内の雇用日数を（見せ掛け上）なるべく守るために、毎週休みをとるようにしていますが、そのために他の日には２時間・３時間の残業をしている毎日です。

それだけなら、まだ頑張ろうと思えなくもないのですが。
先週末を滞納金の徴収作業で終えて来ました。
ニュースなどで耳にするでしょう、給食費などの未払い、というヤツです。
頑張って連絡をしているのですが、払ってもらえない家庭があるのです。
周りには「あなたの仕事じゃないのにね」と言われますが、正規職員がいないから、非常勤の私がやるしかありません。
督促状を書いて送ったり、留守電に吹きこんだり。
取り立て屋になった気分です。
保護者からどんな反応が来るか・・・。
明日は、行きたくない。でも行かなきゃいけない。
こんな仕事、したくない。でも、誰か＝私がやらなきゃ終わらない。
今夜は眠れない夜になりそうです。